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オルテンシア【紫陽花】~檻の中の花嫁~
第9章 ♯06 SceneⅥ Autum Park
アパートのその他の住人たちにも同じ物を配って歩いた。それは二人で駅前のデパートに行って、ギフト売り場で選んだブランド物のタオル・セットだった。ホワイトとパステルピンクのタオルの片隅に犬の絵が刺繍されていて、その顔が〝どことなくポッキーに似ている〟と言った美月が気に入ったのだ。
その後で、ジュエリー売り場に寄り、勇一が美月と自分のリングを買った。むろん、プラチナのお揃いのリングは結婚指輪だ。
その後で、ジュエリー売り場に寄り、勇一が美月と自分のリングを買った。むろん、プラチナのお揃いのリングは結婚指輪だ。