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サイドストーリー2
第3章 花の咲くころ
今日は駿ちゃんの同期の野口さんと山田さんがご飯を食べに来る。
土曜日だっていうのに仕事だった3人は早めに終わらせて来る予定。

あたしが料理を作っていたら
夢ちゃんがやってきた。

「はな!今日は旦那が出張だからご飯食べさせて!」
「いいけど。今日は駿ちゃんの同期が来るからおとなしくしててね」
「はいはい」

夢ちゃんのハイハイは全く信用できなかったけど
とりあえず料理を作らなきゃ。

夢ちゃんが料理をつまみながら
あたしの邪魔をしていると、駿ちゃんたちが帰ってきた。

「あ!夢がいる。なんでいるんだよ・・・」
「その言い方はないでしょう!少なくとも先輩の奥様に」
「何が奥様だ。奥様みたいな行動をとってみろよ」
「なんですって!駿なんか私がいなければ花に手が出せなかったくせに!」
「なにを」

いつものように軽い言い争いが始まった。
はぁ・・・・
そんな風にため息をついたら

「おおお!駿ちゃんが声を荒げてる!」
「初めて見た!駿ちゃんっ!」

と野口さんと山田さんが興奮した。
あの二人、またイヤミで「駿ちゃん」って呼んでる・・・

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