この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
サイドストーリー2
第3章 花の咲くころ
「お前たちのこと忘れてた・・・」
「駿ちゃん、俺たちのこと忘れてたの?」
「駿ちゃん、ひどい!」

「で?こちらは?」

気を取り直した山田さんが夢ちゃんの紹介を促した。

「あ。経理部の篠塚主任の『奥様』で、花の姉。それから残念ながら俺の幼馴染」
「なによ!残念ながらってっ!」

「え!篠塚主任の?」
「へ~・・・意外なつながり」

「駿ちゃん、おかえりなさい」
あたしは話が落ち着いたところで、いつものようにぎゅっと駿ちゃんに抱きついた。
「花。ただいま。土曜日なのに出勤してゴメンな。寂しかった?」
「寂しかったけど。お仕事だから・・・」
「ん。ごめん」

駿ちゃんはあたしの頬にチュッとした。

「なに・・・駿ってこんなに花にはデレデレなの?」
「いつもですよ」
「駿ちゃんってば、花ちゃんにはいつもこんな」

「私の知ってる駿じゃない・・・」
「そう。俺たちの知ってる楠でもない」

「私にはあんなに意地悪なのに」
「職場では堅物で通ってるのにな」
「まさか楠がなぁ~」

「え?駿ちゃんは前から、優しいよ?」
「俺が優しいのは花にだけだよ」

そういって駿ちゃんはみんなの前で、あたしの頬にまたキスをした。


END****
/94ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ