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サイドストーリー2
第4章 10年目の恋
そんなあたしをじーっと見つめた後

「志保。お前寂しいんだろ?だから、出張も前もって知っておきたいんだろう?
心の準備のために」
「・・・・」

ちがう・・・・よ。

「俺、ちゃんと帰ってくるから。何心配してるのか知らないけど」
「・・・・」

「前に、出張を前もって言ったら志保、出張前から寂しいって言ってたじゃん」
「・・・・」
「俺、それからは出張は出来る限りギリギリに言うようにしたんだ」
「ぎりぎりも嫌だ」
「そっか」

徹はあたしの髪をクシャっとして、そのまま顔をゆっくりと近づけてキスをしようとした。

「でもさ?」

「・・・・お前、キスの直前で話しかけるなよ・・・」
「UKって外で言わない方がいいよ?
カッコつけてるみたいで恥ずかしいよ?はぁ?って感じ♪」
「・・・・会社では普通にUKって言うんだよ!」
「ふ~ん。スカした会社だね~」

あぁ・・・そうだったんだ。
出張をぎりぎりまで言わないのは、あたしが寂しいってずっと思わないようになんだ・・・

徹らしい。
やっぱり大好き。

でも、そんなことは教えてあげない。

「俺はUKって言い続けるぞ!」
「はいはい」

ね。徹。この指輪。綺麗だね。
ほら見て。外で光ってる月の明かりに照らすと、すごくきれいに光るんだよ。

「志保!聞いてるのか?」


END******


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