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サイドストーリー2
第5章 横浜ホールディング②
「半田。そう言えばこの前半田が仕事をとってきた会社な。
100周年での全社リフォームなんだってな」

同期の山田がそんなことを話しかけてきた。
「らしいね。でも良く知ってるじゃん」
「新聞に載ってた。で、大川孝志がついに始動するんだって。
なんか聞いてる?」
「え・・・山田、大川孝志、知ってるの?」

なんで、コイツが知ってんのよ。

「なんでって、有名だろう?イタリアの賞を取った時に
さんざんマスコミが騒いでいただろ」
「え・・・」
そうなの?
知らないのは私だけなの?

「ここ数年名前を聞かなかったけど、始動するんだな。
業界紙に久しぶりに写真が載ってた」
「へ~・・・」
「凄いよな。一つのデザインでいくらぐらい稼ぐんだろうな」

私の半年分だってよ。

「そう言えば半田、A社の専務、怒らせたんだって?」
「・・・・あっちが悪いのよ。あんたたちは何でも知ってるのね」
「それが仕事ですから。まぁ半田がそう言うんじゃそうだろうな」

そんな言葉に嬉しくなる。
確かに向こうが悪いけど、悪いと今でも思っているけど。
それでも得意先を怒らせたのはまずかった。
落ち込んでいたけど、ちょっと気が晴れた。

「今日は同期で私を慰めなさいよ」
「は?」
「経管の3人、集合ね」
「いや。俺たち、色々忙しいから・・・」
「何、逃げようとしてるのよ!絶対に飲みに行くからね!」

そう息まいた7時間後。
数時間前にいつもの居酒屋に集合して
さんざん愚痴を言って、私は飲みつぶれた。


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