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サイドストーリー2
第1章 横浜ホールディング
「楠さん!」
昨日1つのプロジェクトが一段落して
ちょっと時間に余裕が出来たのでコーヒーを飲みに
たまには外のコーヒーショップにでも行くか。と
社を抜け出したところで声をかけられた。
「え・・・と。開発の金子くん?」
確か、山梨勤務の金子くんだ。
今まで木曜日だった全国の開発チームの会議を
この男のために金曜日に変更したんだったな。
「花は元気ですか?」
そんな男の口から出た、彼女の名前にビックリした。
あ・・・あ。
たしか、花と同じ大学の先輩がこの会社にいるって言ってたっけ。
「元気だよ」
「今度の土曜日に大学の時の友人と飲みに行こうって話しになってて
花も誘ったんですけど、楠さんが家にいるときに出たくないって言うんですよ」
「・・・・」
「楠さんから、花に行っていいよって言ってくれませんか?」
コイツ・・・
人の彼女を、花・花って呼び捨てにしやがって。
「言っても良いけど。花は君たちとより俺と一緒にいたいんじゃないかな」
ちょっとムッと来てそんなことをいえば
「楠さん。花はただでさえフラワーショップに勤めていて同期とかいないんですよ。
もっと学生時代の友人と切れないようにしてやるのも彼氏の務めですよ」
そんな偉そうな正論を言われさらにムッと来る。
「確か、金子くんは妹さんが大事なんだよね?
妹さんのデートにも付いて行くんだろ?それはいやがるだろ?
シスコンもいい加減にした方がいいな。少なくとも花は俺の事はいやがっていないからな」
金子くんは明らかにムッとした表情をした。
ザマ―見ろ!
昨日1つのプロジェクトが一段落して
ちょっと時間に余裕が出来たのでコーヒーを飲みに
たまには外のコーヒーショップにでも行くか。と
社を抜け出したところで声をかけられた。
「え・・・と。開発の金子くん?」
確か、山梨勤務の金子くんだ。
今まで木曜日だった全国の開発チームの会議を
この男のために金曜日に変更したんだったな。
「花は元気ですか?」
そんな男の口から出た、彼女の名前にビックリした。
あ・・・あ。
たしか、花と同じ大学の先輩がこの会社にいるって言ってたっけ。
「元気だよ」
「今度の土曜日に大学の時の友人と飲みに行こうって話しになってて
花も誘ったんですけど、楠さんが家にいるときに出たくないって言うんですよ」
「・・・・」
「楠さんから、花に行っていいよって言ってくれませんか?」
コイツ・・・
人の彼女を、花・花って呼び捨てにしやがって。
「言っても良いけど。花は君たちとより俺と一緒にいたいんじゃないかな」
ちょっとムッと来てそんなことをいえば
「楠さん。花はただでさえフラワーショップに勤めていて同期とかいないんですよ。
もっと学生時代の友人と切れないようにしてやるのも彼氏の務めですよ」
そんな偉そうな正論を言われさらにムッと来る。
「確か、金子くんは妹さんが大事なんだよね?
妹さんのデートにも付いて行くんだろ?それはいやがるだろ?
シスコンもいい加減にした方がいいな。少なくとも花は俺の事はいやがっていないからな」
金子くんは明らかにムッとした表情をした。
ザマ―見ろ!