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サイドストーリー2
第6章 カウントダウン
二人きりで話しをして、ふと会話が途切れた時、蒼くんのお母さんが
「里香ちゃん。もしかして、蒼が高1の時に少しの間お付き合いした?」
ギクッ
っと心の音が聞こえたような気がした。
「あの・・・」
「あ。ごめんね、何かを聞き出そうとか、そう言うんじゃないの」
「・・・・」
「あの頃、蒼が凄く嬉しそうに楽しそうにしてたから。
理由を聞きだしたら、彼女が出来たからって」
「え・・・・・っ」
「すぐに別れてしまったようで、機嫌が悪くなって。
それからは、里香ちゃんも知ってるでしょう?
なんだか女の子をとっかえひっかえ・・・」
「・・・・」
「それがまた急に機嫌や素行が良くなって。
機嫌がいい時に聞いたら彼女が出来たって」
「今日、来たときに里香ちゃんの名前を聞いてピンと来たのよ。
5年前の彼女だって」
「はい」
「もしかして、蒼が無理やりお願いしたのかしら?」
「あ・・っ!いえ」
「里香ちゃん?」
私は頭の中が整理できなかったけど
とにかく素直に、今思っている事を蒼くんのお母さんに告白した。
「5年前のことは、私が勝手に勘違いしてダメにしちゃったんです。
でも、5年前の事があったから。今の私たちがあるんです」
「そう。良かった」
「はい」
「蒼ね。本当に里香ちゃんが好きみたい」
「え?」
「毎日本当にウキウキしてるの。親が見てもおかしいぐらい」
「・・・・」
「里香ちゃん、ありがとう」
私こそ。蒼くんありがとう・・・・
嬉しくて泣きそうだよ。
そんな私を見て、蒼くんのお母さんは
温かい紅茶を入れ直してくれて
「私たちが今話したことは蒼には内緒ね」
そう言ってウインクした。
END*****
「里香ちゃん。もしかして、蒼が高1の時に少しの間お付き合いした?」
ギクッ
っと心の音が聞こえたような気がした。
「あの・・・」
「あ。ごめんね、何かを聞き出そうとか、そう言うんじゃないの」
「・・・・」
「あの頃、蒼が凄く嬉しそうに楽しそうにしてたから。
理由を聞きだしたら、彼女が出来たからって」
「え・・・・・っ」
「すぐに別れてしまったようで、機嫌が悪くなって。
それからは、里香ちゃんも知ってるでしょう?
なんだか女の子をとっかえひっかえ・・・」
「・・・・」
「それがまた急に機嫌や素行が良くなって。
機嫌がいい時に聞いたら彼女が出来たって」
「今日、来たときに里香ちゃんの名前を聞いてピンと来たのよ。
5年前の彼女だって」
「はい」
「もしかして、蒼が無理やりお願いしたのかしら?」
「あ・・っ!いえ」
「里香ちゃん?」
私は頭の中が整理できなかったけど
とにかく素直に、今思っている事を蒼くんのお母さんに告白した。
「5年前のことは、私が勝手に勘違いしてダメにしちゃったんです。
でも、5年前の事があったから。今の私たちがあるんです」
「そう。良かった」
「はい」
「蒼ね。本当に里香ちゃんが好きみたい」
「え?」
「毎日本当にウキウキしてるの。親が見てもおかしいぐらい」
「・・・・」
「里香ちゃん、ありがとう」
私こそ。蒼くんありがとう・・・・
嬉しくて泣きそうだよ。
そんな私を見て、蒼くんのお母さんは
温かい紅茶を入れ直してくれて
「私たちが今話したことは蒼には内緒ね」
そう言ってウインクした。
END*****