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サイドストーリー2
第8章 横浜ホールディング④
「だめ。紗江子さんを取られるような気がする」
なんてバカな発言をした。
俺と金子は顔を見合わせて深い深いため息をついた。
森川は知り合った入社当時から、武田さんの事になると
本当に一途にバカだ。
そんな自分を隠し通す自信がないからと
会社の付き合いは一切断ってきた。
そんなプライベートいっさい秘密の森川が
実は11歳も年上の秘書課のマドンナと結婚していた。
しかも6年も前に!と社内報で発表した時は大騒ぎになった。
俺たちが見るからに、森川の「紗江子さん大好きオーラ」は
6年間、1ミリも変わっていない。
近頃、やっと本気のオンナが出来た俺と金子は
「バカップル」と思いながら
11年も本気が続いている森川を羨ましく思った。
「今度、紗弥ちゃん見に行くよ。武田さんにも会いたいし」
なんていえば
「森川!」
と、望んだとおりのツッコミを返して、ニヤッと笑った。
END******
なんてバカな発言をした。
俺と金子は顔を見合わせて深い深いため息をついた。
森川は知り合った入社当時から、武田さんの事になると
本当に一途にバカだ。
そんな自分を隠し通す自信がないからと
会社の付き合いは一切断ってきた。
そんなプライベートいっさい秘密の森川が
実は11歳も年上の秘書課のマドンナと結婚していた。
しかも6年も前に!と社内報で発表した時は大騒ぎになった。
俺たちが見るからに、森川の「紗江子さん大好きオーラ」は
6年間、1ミリも変わっていない。
近頃、やっと本気のオンナが出来た俺と金子は
「バカップル」と思いながら
11年も本気が続いている森川を羨ましく思った。
「今度、紗弥ちゃん見に行くよ。武田さんにも会いたいし」
なんていえば
「森川!」
と、望んだとおりのツッコミを返して、ニヤッと笑った。
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