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サイドストーリー2
第10章 私の秋クン♪
「やめて・・・よ」

力を入れているとは思えないのに
振りほどけない男の力に怖くなる。

「あずさ。俺が抱いてやるよ」

必要以上に大きな声で、色気のある言い方をした。
コイツ、塾講師をやってるからか、声が通る・・・

その時、ガラッと勢い良く開いた部屋のドアの前に
ムスッとした秋クンが立っていて。

「佐瀬。いい加減にしろ。どんだけ俺が大事にしてきたと思ってんだ?
お前が簡単に抱けるようなオンナじゃないんだよ」

そう言って驚いていた私を引き寄せて
最後にもう一度睨みを利かせて部屋から連れ出した。

「あずさ、中学の時から言ってるよな?
男と二人きりになるな!」
「・・・・秋クン」
「お前は男ってもんが分かってない!」
「秋クン!」
「なに?」

「私の事、大事ってホント?」
「あのね・・・?大事にしてるって分からない?
こんなにセックス我慢してるって分からないのかよ?」
「・・・したいの?」
「したいよ!」

「!じゃぁ!今から家に帰ってしよう!」
「・・・え?」
「ほら!帰ろう!エッチしよう!」
「・・・・いや、あの」
「秋くんも同じ気持ちで嬉しいよ!」

「いや。あずさ?ちょっと待て。
自然な雰囲気になったらだな、その、今じゃないというか」
「うるさいな!秋クンの言う雰囲気が来るの待ってたら
いつになるか分からないよ!」

私は秋クンの手を無理やり引いて校門を出た。


「全く世話が焼ける・・・」

そんな私たちをサークルの部屋の窓から
ため息をつきながら佐瀬が見ていたのは知らなかった。

「さて。バイトの予習でもするか」


END*****

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