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サイドストーリー2
第11章 乙女☆大作戦
「井上さん。山崎さんと上手く行ったんですね?」
朝イチのアポの来客が落ち着いたお昼前。
隣に座っている村松さんに不意にそう言われた。
「え・・・えぇ?」
土曜日の橋本さんとのデートの後で
山崎の家に行った。
そのまま日曜日も2人で過ごして
今日はそのまま会社に来たけど。
駅から出る前に別々の行動をしたのに。
何でしってるの?
「噂になってますよ。井上さん」
これぞ一流企業の受付嬢スマイル!
そう、週刊誌に載りそうな清楚な笑顔で言われても・・・
「え。ごめんね。紹介するとか言っておいて」
言い逃れは出来ない。と思って今までの事を謝れば
「良いんです。山崎さんが井上さんに片思いだったのは
周知の事実ですから」
「・・・・」
「ですから、私もキッパリお断りしたでしょう?」
あ・・・あぁ。
村松さんが山崎の紹介を断ったのはそんな理由なんだ。
「お幸せに」
「うん。ありがとう」
そのあと、外出する山崎が振り返り
私の選んだ、赤いネクタイを軽く振ったことも
もちろん噂で流れたらしい。
END******
朝イチのアポの来客が落ち着いたお昼前。
隣に座っている村松さんに不意にそう言われた。
「え・・・えぇ?」
土曜日の橋本さんとのデートの後で
山崎の家に行った。
そのまま日曜日も2人で過ごして
今日はそのまま会社に来たけど。
駅から出る前に別々の行動をしたのに。
何でしってるの?
「噂になってますよ。井上さん」
これぞ一流企業の受付嬢スマイル!
そう、週刊誌に載りそうな清楚な笑顔で言われても・・・
「え。ごめんね。紹介するとか言っておいて」
言い逃れは出来ない。と思って今までの事を謝れば
「良いんです。山崎さんが井上さんに片思いだったのは
周知の事実ですから」
「・・・・」
「ですから、私もキッパリお断りしたでしょう?」
あ・・・あぁ。
村松さんが山崎の紹介を断ったのはそんな理由なんだ。
「お幸せに」
「うん。ありがとう」
そのあと、外出する山崎が振り返り
私の選んだ、赤いネクタイを軽く振ったことも
もちろん噂で流れたらしい。
END******