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サイドストーリー2
第13章 横浜ホールディング⑤
「駿ちゃん。お帰りなさい」
玄関で二人の目があるにもかかわらず、駿ちゃんにギュッとする。
野口さんと山田さんはいつもの光景なので別に気にしない。
「はな。いい子にしてた?」
結婚して3年。いまだに駿ちゃんはあたしを子供扱いする。
そんなあたしたちを「はいはい」と苦笑いして2人は見ていた。
「そうだ!野口さん。山田さん。2人は彼女はいるんですか?」
「花ちゃん・・・・」
「花ちゃん・・・・意外とキツイね。
彼女がいたらキミの駿ちゃんと飲んでる時間なんかないよ!」
「そうだよ。花ちゃん。俺たち、彼女を大事にするタイプだから。
でもね。なかなか出会いなんかないんだよ」
「え!あんな大きな会社なのに?」
「それでも。会社の女の子たちはみんな俺たちより俺たちの給料が気になるんだよ」
「あ。山田自分で言って自分で傷ついちゃった・・・」
「へ~。駿ちゃんもお給料いいの?」
ぎゅっと抱きついたまま駿ちゃんを見上げれば
「花。欲しいものがあるの?」
と優しく聞かれ
「ないよ。聞いてみただけ」
と言えば
「可愛い。花が生活に困らないぐらいにはあるから。心配するな」
なんて2人でギュッとしあえば
「ばかばかしい」
「バカップル」
と野口さんと山田さんはため息をついた。
玄関で二人の目があるにもかかわらず、駿ちゃんにギュッとする。
野口さんと山田さんはいつもの光景なので別に気にしない。
「はな。いい子にしてた?」
結婚して3年。いまだに駿ちゃんはあたしを子供扱いする。
そんなあたしたちを「はいはい」と苦笑いして2人は見ていた。
「そうだ!野口さん。山田さん。2人は彼女はいるんですか?」
「花ちゃん・・・・」
「花ちゃん・・・・意外とキツイね。
彼女がいたらキミの駿ちゃんと飲んでる時間なんかないよ!」
「そうだよ。花ちゃん。俺たち、彼女を大事にするタイプだから。
でもね。なかなか出会いなんかないんだよ」
「え!あんな大きな会社なのに?」
「それでも。会社の女の子たちはみんな俺たちより俺たちの給料が気になるんだよ」
「あ。山田自分で言って自分で傷ついちゃった・・・」
「へ~。駿ちゃんもお給料いいの?」
ぎゅっと抱きついたまま駿ちゃんを見上げれば
「花。欲しいものがあるの?」
と優しく聞かれ
「ないよ。聞いてみただけ」
と言えば
「可愛い。花が生活に困らないぐらいにはあるから。心配するな」
なんて2人でギュッとしあえば
「ばかばかしい」
「バカップル」
と野口さんと山田さんはため息をついた。