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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第2章 ときめき―杏side-
今日は日曜日。
休日の夕食は家族3人揃って食べるコトが多かった。
でも、最近高井田さんのコトを考えると食欲が湧かず、残し気味。
「調子が悪いのか?杏」
「別に…」
「それよりも杏…金曜日、担任の染谷先生から電話がありましたよ。貴方まだ…進路希望調査表を提出してないようね」
「杏お前の進路の希望はもう決まっているだろ?」
「お父様、お母様…私…慶応大の法学部を受験したいんです」
「法学部?」
二人は初耳の話に目を見開き、顔を見合わせた。
「弁護士にでもなるつもりか?杏」
お父様の口調は小馬鹿にした雰囲気。