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Movie
第1章 1
「おっけーっ!カーット」
監督からの一発おっけーがでた
「2人ともよかったよぉ〜。」
至極ご満悦の監督の顔
「よかったです」
「ありがとうございましたっ」
なんとか立っている様子の加恋を隣で陸が支えているのは
彼氏彼女を感じさせる
本当の彼氏彼女を使ってよかったな
決断したときはまだ不安要素の多い2人だったが
だんだんと物になっていくのをみて自分の直感はただしかったと思える
「監督、あの俺途中でおもいっきり加恋の名前呼んじゃってそこは…してくれませんか?」
ちょきんとはさみできる仕草をして頼み込むこいつをみてまだまだだなと思ったのも本当だが
後日
完成した映画をみて鳥肌が立った
自分とは思えない別人がスクリーンの中にいるようだ
エッチのシーンも、汚くなく、綺麗にでもエロく仕上がっていた
「やっぱ綺麗だね?」
こいつに褒められるとすごく嬉しいけどムカつくのはなんでだろうか
ここ最近、あたしが脱処女してから頻繁に誘ってくるので身が持たない
まぁこいつのおかげで女優として階段を上れたのはじじつだからな
「ありがと、陸」
チュッと陸のほっぺに吸いついて
真っ赤になる陸をかわいいなぁって思ってみてた