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第5章 旅

要はゴールデンウィークの最終日から東京入りして、次の日の朝一で打ち合わせをし、帰ってくるということらしい。

それに紗江も同行出来ないか、ということだった。



『部長に聞いてみる！』


そう矢作さんにメールすると、部長にすぐに確認した。


「長峰さん、すみません…
来月の7日なんですけどおやすみいただくことは可能でしょうか？」


「全然休んでください！」


「ありがとうございますっ！」


紗江の胸は高鳴っていた。