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第5章 旅

紗江は横になり、枕を抱きしめ、目を瞑った。


ウトウトしかけた時、後ろから抱きしめられた。


顔だけ振り返ると、紗江を抱きしめる愛おしい彼の顔があった。


紗江は彼の唇にキスをした。


彼もそれに応えるように、紗江に優しいキスをした。


それはどんどんと激しさを増し、舌と舌が絡み合った。


矢作は仰向けになり、紗江を自分の上へと乗せた。