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第5章 旅

シャワーを浴び終わり、ホテル備え付けの寝間着を着て、髪を乾かした。


そして、バスタオルで顔を隠し、ベッドルームに戻った。


矢作はベッドに横にならず、椅子に座ってテレビを見ていた。



部屋の証明は消えており、ベッド脇にある間接照明の灯りと、テレビの灯りだけがついていた。



紗江は、鏡台に座り、化粧水、乳液で肌を潤した。


横目で矢作さんがこちらを見た。



鏡越しに目があった。