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いつもの場所で
第3章 休暇 そしてはじまり
お風呂ではごはんの時の話の続きをした。
紗江の親友の話、部署の話…
矢作は「うんうん、そーなん」と優しく聞き、
「のぼせる」と言って紗江をお風呂から出した。
そして体の隅々まで優しく洗った。
紗江も背伸びをして、矢作の大きな背中、長い脚を洗った。
シャワーで洗い流し、外へ出た。
矢作さんは、バスタオルを掛けてくれ、そのまま大きな体でバスタオル越しに抱きしめてくれた。
両腕の自由がなくなった紗江は首をあげ、矢作を見つめた。
お返しは柔らかなキスだった。