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理想と偽装の向こう側
第27章 *番外編* あの日から…
でも、思いの外彼女との生活は居心地が良かった。
「お酒も強いしな~」
香織の流され易さは、彼女なりの優しさ…。
一瞬で相手の隠れた部分を感じ取る…それも無意識に。
そして、色を塗るかの様に、染め上げて同化する。
ある意味、才能…。
だからきっと、俺の傷を解らなくても痛みを背負った同士と思って、直ぐ様同色に塗りあげて、全てを預けてくる。
それが尋常じゃないくらい、気分が良い。
麻薬を打ったらこんな気分なんだろうか?
彼女の純粋さと同時に、自分の不純さが浮き上がる。
「お酒も強いしな~」
香織の流され易さは、彼女なりの優しさ…。
一瞬で相手の隠れた部分を感じ取る…それも無意識に。
そして、色を塗るかの様に、染め上げて同化する。
ある意味、才能…。
だからきっと、俺の傷を解らなくても痛みを背負った同士と思って、直ぐ様同色に塗りあげて、全てを預けてくる。
それが尋常じゃないくらい、気分が良い。
麻薬を打ったらこんな気分なんだろうか?
彼女の純粋さと同時に、自分の不純さが浮き上がる。