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理想と偽装の向こう側
第7章 利用と束縛
「いや~、あの企画でウチも新しい部門を立ち上げるまでなりましたよ。また、一緒に仕事させて欲しいです」


「こちらこそ!また新しい、アーティストさん興していきたいですね!」


「はい!」


有難い評価だった。


素直に喜べた…
自分が携わったことが、更に波動を起こしていけるなんて、そうそうない。


もっと貢献出来るように成長していこう…今だったら、人間的にも広がっていけそうな自信が湧いてくる。


きっと、小田切さんの影響が大きい。


書類を無事に渡して井関さんに報告をして、フロントに降りる。


それにしても高いなぁ~。


ガラス張りで出来てるエレベーターは、都会を一望出来た。


夜景とか綺麗かも…


日曜日の観覧車を思い出し…
肩に手を置く。

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