この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第10章 信頼と疑惑
妙に可愛く思えて、クスリと笑みがこぼれてしまう。


「大丈夫だよ…寝不足だったから、ちょっと貧血になっちゃって。」


嘉之は長い指を恐る恐る、私の顔に近付けて頬に触れ


「…ごめん…無理させて…」


えぇっ!謝った!?


一瞬固まってると、


「キスして良い?」


どうしたんだろう、聞くなんて珍しい…。


「う…うん」


嘉之はホッとした顔を見せて、ベッドに手を着き顔を傾け、微かに触れるくらいのキスをした…。


まるで、壊れ物を扱うかの様だった…。


少し触れて、唇を離す。


「平気…?」


「平気だよ」


笑い返すと、クシャッと顔が崩れた。


くっ…無防備にそんな笑顔を見せないで!


結局、私は嘉之を憎めやしないんだ。

/1069ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ