この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第11章 亀裂
嘉之の独占欲…
自分の自尊心…
これから先の私たちの関係…。
身体に黒いヘドロが渦巻いていくようだ。
「はぁ…しんどい…」
「まぁ…手加減しなかったらな…キツい?」
嘉之の声が降ってきた。
いつの間に戻って…
「あっ…嘉…之…」
身体を起こそうにも起こせないでいると、嘉之はベッドの端に腰掛け私の頭を撫でながら
「俺は、まだやり足りないけどね」
ゾクッと、また恐怖感で支配される。
…勘弁して。
私の様子を察したのか
「くっくっ!なんてな!流石に疲れたよ。4時か…まあ明日は休みだし、昼間近くまで寝ててもいいよな」
ミシッとベッドが軋む音がすると同時に、背中に嘉之が重なってうつ伏せの私の顔に寄せる様に頭を近づけ
「俺のことだけで、いっぱいになった?」
「くっ…」
他を寄せ付けることを許さない、絶対的な支配力…。
あんだけとことん攻められたら、最後は考えてる余裕どころか余地さえない。
「わ…私は…いつだって…嘉之のことしか、考えてないよ…」
その言葉にクスリと笑い
「ホントかよ…」
自分の自尊心…
これから先の私たちの関係…。
身体に黒いヘドロが渦巻いていくようだ。
「はぁ…しんどい…」
「まぁ…手加減しなかったらな…キツい?」
嘉之の声が降ってきた。
いつの間に戻って…
「あっ…嘉…之…」
身体を起こそうにも起こせないでいると、嘉之はベッドの端に腰掛け私の頭を撫でながら
「俺は、まだやり足りないけどね」
ゾクッと、また恐怖感で支配される。
…勘弁して。
私の様子を察したのか
「くっくっ!なんてな!流石に疲れたよ。4時か…まあ明日は休みだし、昼間近くまで寝ててもいいよな」
ミシッとベッドが軋む音がすると同時に、背中に嘉之が重なってうつ伏せの私の顔に寄せる様に頭を近づけ
「俺のことだけで、いっぱいになった?」
「くっ…」
他を寄せ付けることを許さない、絶対的な支配力…。
あんだけとことん攻められたら、最後は考えてる余裕どころか余地さえない。
「わ…私は…いつだって…嘉之のことしか、考えてないよ…」
その言葉にクスリと笑い
「ホントかよ…」