この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第12章 板ばさみ
ショッピングモールは、結構な人混みだった。
出来たばかりで話題に釣られて来てる人や、アウトレットで掘り出し物を見付けようとしてる人などが、いるんであろう。
それにしても…
二人きりで外食だって珍しかったわけだから、こうやって手を繋いでウィンドウショッピング何て、夢のまた夢みたいなもんだ…
なんで、いきなり…
裏があるんじゃ!
すっかり疑いの目でしかみれなくなってる自分が、悲しいな…。
一緒に歩いてて改めて思う、この長身と線の細さと漂わする雰囲気か…派手さは無いのに、嘉之は人目を惹いてしまう。
チラホラと、女子の視線が向けられていた。
これが、今後役立っていくといいけど…。
「あっ…嘉之、あれ似合いそうだよ」
「あ~悪かないな…」
片想い時代は、嘉之に何回か洋服も買ってあげた…と言うか貢いでた。
いつもTシャツだったから楽だったけど、デザインによってはユニセックスも着れちゃうし肩幅はあるから、メンズのSサイズじゃキツかったりと、本当に難しくて毎回唸りながら選んでたな…。
ふっ…懐かしい思い出だわ…。
最近は、服装も大人っぽくなったけど。
出来たばかりで話題に釣られて来てる人や、アウトレットで掘り出し物を見付けようとしてる人などが、いるんであろう。
それにしても…
二人きりで外食だって珍しかったわけだから、こうやって手を繋いでウィンドウショッピング何て、夢のまた夢みたいなもんだ…
なんで、いきなり…
裏があるんじゃ!
すっかり疑いの目でしかみれなくなってる自分が、悲しいな…。
一緒に歩いてて改めて思う、この長身と線の細さと漂わする雰囲気か…派手さは無いのに、嘉之は人目を惹いてしまう。
チラホラと、女子の視線が向けられていた。
これが、今後役立っていくといいけど…。
「あっ…嘉之、あれ似合いそうだよ」
「あ~悪かないな…」
片想い時代は、嘉之に何回か洋服も買ってあげた…と言うか貢いでた。
いつもTシャツだったから楽だったけど、デザインによってはユニセックスも着れちゃうし肩幅はあるから、メンズのSサイズじゃキツかったりと、本当に難しくて毎回唸りながら選んでたな…。
ふっ…懐かしい思い出だわ…。
最近は、服装も大人っぽくなったけど。