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第13章 対決

「えっ…」


今の言葉って…？
私、小田切さんの側に居ていいってことかな？


や、ヤバい…超嬉しい…
例え深い意味がなくても、それだけで頑張っていけそうです！


感無量に浸っていたら


「香織ん！イカゲソ～！」


「へ？」


ニッコリ笑いながら、イカゲソを差し向けている小田切さん。


あぁ…はい…
いつものですね。


「あ～ん…。」


パクッと、イカゲソを頬張る。


「おいひぃです…」


「そっ！俺も～！」


無邪気に口を開ける小田切さんにイカゲソを運ぶと、それをくわえて嬉しそうに微笑んだ。


バカップルぽいけど…
照れ臭さと、幸福感でお腹いっぱいです！


楽しい食卓か…。


小田切さんの『理想』が、ちょこっと見えた気がした…。