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理想と偽装の向こう側
第13章 対決
マンションの部屋に戻り、号泣してる私を小田切さんは、ソファーまで連れていき座らせる。


「ふぅ…くっ…ぐす…」


小田切さんは、座らずに床に膝着き私の目線に合わせやすい様に前に居る。


私の涙を拭いながら


「頑張ったね…大丈夫?」


「はい…怖かったけど…小田切さん居てくれたから…」


「はは…まさか会える時が来るなんてね。ビックリしたよ。あぁゆう感じなんだね~想像以上に俺様だわっ!」


笑いながら小田切さんは、話して和ませたてくれる。


「ごめんなさい…こんな形で小田切さんを巻き込んでしまって…」


私が俯くと


「大丈夫だよ…元より覚悟はしてたから」


小田切さんの腕が、私を包み込む。


「小田切さん…」


「アイツには、任せたくないって思ったな…香織んを。」


ドキッ!


「あっ…あの…」


改めて、小田切さんが言ってた言葉がこだました。


や、ヤバい…
ドキドキしてきた…。


「このまま大人しくしてるかな…嘉之…」

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