この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第14章 時限爆弾
小田切さんの元に帰りながら、嘉之との出来事が何度もフラッシュバックしてくる。



思い出さないようにしても、時限爆弾がいつ発動するのかと思う度に、足首掴まれ泥沼に引き摺り込まれていく様だった。


小田切さんの前で平静を装えるかな…。


折れない様に、壊れない様に…
平常心を保てます様に…。


橋に差し掛かり川の流れの先の遠くまで、眼を細めて見詰めた。


いっそ…
ここから飛び込んで、全てを流してしまいたい。 


「ははは…私、そんなおセンチなキャラだったっけ?」


薄ら笑いを浮かべた。


あぁ…
今度スイッチ押されたら、確実にバラバラに堕ちてゆく…。


その時は小田切さんの側に、いられなくなる時かもしれない…。


小田切さん!
小田切さん!
小田切さん…


酸素を求める魚の様に息苦しさから逃れたくて、何度も何度も、名前を繰り返した…。

/1069ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ