この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第5章 トラウマ
匂いと言ったけど、焼き肉の香りは食欲誘うよね…
お腹が空いてるせいか、すっかり食欲モードだな。
思わずクンクンと、空気を嗅いでしまう…。
そういえば小田切さんタバコ吸わないよな。
「小田切さんタバコ吸わないんですか?」
「あ~今はね。若気の至り吸ってた時期もあったけど。また急にどうかした?」
若気の至りって…。
「単純にタバコ臭くないな~って、私タバコ苦手なんで助かりますが…」
「吸わない人には、煙も辛いよね。友達がタバコ嫌いで撲滅したい言ってたなぁ~」
「撲滅ですか!」
和みムードで会話が弾む。本当に臭くない車って乗りやすいな…ん?
でも、何か微かな…普段あまり嗅がないような香りが鼻孔をくすぐる。
この香り…。
「お香…?」
そうだ、何のお香かは分からないけど、嗅いだことのある香りだ。
「小田切さん、何かお香とか焚いたところ行きました…?」
「ん~お香?焚いて場所はあったかも、何か気になる?」
「あ…いえ、そんな気にすることじゃないですよね。お腹が空き過ぎで過敏になったのかも!」
「そんなに空いてるなら、先食べよっか?」
「いや、そこまで食い意地は張ってませんよ~。」
笑って流してしまった。
そうだよな…そんな気にすることじゃないのに、何だろうか?
最近は、お香を売ってるアジア系のお店とかもいっぱいあるし、道端でも売ってるし…。
でも、その香りとも違う気がする……。
お腹が空いてるせいか、すっかり食欲モードだな。
思わずクンクンと、空気を嗅いでしまう…。
そういえば小田切さんタバコ吸わないよな。
「小田切さんタバコ吸わないんですか?」
「あ~今はね。若気の至り吸ってた時期もあったけど。また急にどうかした?」
若気の至りって…。
「単純にタバコ臭くないな~って、私タバコ苦手なんで助かりますが…」
「吸わない人には、煙も辛いよね。友達がタバコ嫌いで撲滅したい言ってたなぁ~」
「撲滅ですか!」
和みムードで会話が弾む。本当に臭くない車って乗りやすいな…ん?
でも、何か微かな…普段あまり嗅がないような香りが鼻孔をくすぐる。
この香り…。
「お香…?」
そうだ、何のお香かは分からないけど、嗅いだことのある香りだ。
「小田切さん、何かお香とか焚いたところ行きました…?」
「ん~お香?焚いて場所はあったかも、何か気になる?」
「あ…いえ、そんな気にすることじゃないですよね。お腹が空き過ぎで過敏になったのかも!」
「そんなに空いてるなら、先食べよっか?」
「いや、そこまで食い意地は張ってませんよ~。」
笑って流してしまった。
そうだよな…そんな気にすることじゃないのに、何だろうか?
最近は、お香を売ってるアジア系のお店とかもいっぱいあるし、道端でも売ってるし…。
でも、その香りとも違う気がする……。