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理想と偽装の向こう側
第16章 懐古
◎ ◎ ◎ ◎

アパートに着いて、部屋に招き入れる。


「狭いですが、どうぞ…。」


ちょっと緊張してきた。 


「はい…お邪魔します…」


スーパーで買って来たものを出すが、改めてキッチンが狭い事を痛感する。 


ガスコンロも一つしかないし、


「卓上コンロも一応あるけど…使うよね」


「あっ!なら煮込みに使えるね!」


そう言いながら、光花はエプロンを着けていた。


ヤベ…めっちゃ可愛い…
何でエプロンって萌えアイテム何だろう?


うっかり、見とれていると


「志信さん?お鍋とフライパンは、どこかな?」


はっ!イカン!
しっかり俺!

我に返る。


「手伝うよ」


「ありがとう!」


そう言ったものの所詮2Kのキッチンなんて、お飾り程度で二人で作業なんて出来やしなかった。


「光花…このテーブルで野菜切ろうか」


「あっそうだね!」


そして二人して、ちゃぶ台程度のテーブルで、正座で向かい合って材料を切り始めた。


「ザクザク…」
「トントン…」


黙々とひたすら材料を切っていき、切り刻まれた野菜たちが山盛りになっていく。


なんだろう…この光景は…

急に笑いが込み上がり


「ぷっ!はははっ!」
「ふふ…あはっ!」


二人して思わず笑い出す。


「何!この絵面!端からみたら可笑しいよな!」


「うん!でも楽しい!」


凄い滑稽な状況が、とてつもなく楽しくて仕方がなくて、一頻り笑い合った。

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