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理想と偽装の向こう側
第17章 希望と絶望
「いいの?」


今後は、逆に俺が聞いてしまった。


「はい…私で良ければ宜しくお願いします」


ペコリと頭を下げる光花。


ずっと願っていた事だけど一瞬にして現実的になり、若干当惑してしまう。


「マジ…嘘…ヤバい死にそう…」


心臓がバクバクしてきてる俺に。


「えっ!大丈夫!?」


光花は心配そうに、顔を青くさせる彼女に愛しさが増す。


俺は、光花を抱き締めた。


「今度、ゆっくりお母さんに挨拶しに行こうね」


「は、はい!」


「俺の両親にも会ってね。きっと、光花を気に入るから」


「はい!」


ギュッと俺の服を小さな手で握ってる。


「指輪、今度買いに行こうね」


「ひゃい!」


グスッっと、鼻をすする音が聞こえた。


「光花…?」


身体を離しおでこをくっ付けると、顔をクシャクシャにして光花は泣いていた。


そんな彼女の泣き顔か、世界中で一番可愛く思えた。


涙を拭い目元に口づける。


「一生、俺の側に居てね…」


「ひゃいぃっ!!」


そしてまた、彼女を抱き締めた。

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