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第18章 永久と再会

生活用品はアパートから運んだものなんてたかが知れてて、片付けるのに然して苦労はしなかった。


コーヒーを飲みながら一息つく。


おもむろに


「さて…何か作ろうかな…」


呟いく。


財布をジーンズのポケットに突っ込み、スーパーへ向かった。


◎ ◎ ◎ ◎

「えっと…ジャガイモと玉ねぎと…」


カレーを作る事にして、材料をカゴに入れていく。


「それと、ニンジン…ニンジンか…」


光花との初めての夜が蘇る。


「ふっ…いっぱい食べたのに大きく成れなかったか…。」


俺は一人微笑みながら、ニンジンを手にした。


一通り買い揃えた材料が入ったスーパーの袋、赤ワインをぶら下げて、マンションに戻る。


歩きながら、君と触れ合った瞬間が今でも鮮明に残ってて、手のひらを見詰めた。