この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第19章 罪悪感?
会社命令なら、逆らえないと踏んだんだ。
ここまでして、連れてく気なの…。
私は、怒りと吐き気で身体が震えてきた。
「でも…例え社長が承認しても、私が行くとは限らないですよね?」
「いや!それが取引先が、立案者に是非会いたがってまして!凄い事なんですよ!ねっ須永くん!」
辻さんは、一人暴走してしまってる。
嘉之の自信は、ここから来てるのか…。
井関さんは、冷静な対応に戻り
「分かりました!前向きにこの企画、上に通してみます。また、ご連絡致しますね。」
本気ですか!
私が眼を見開いて見詰めと
「渡辺さん…面接の時にイタリア行きたいって言ったんでしょ。もしかしたら夢が叶うかもしれないわね!良かったわね~!須永さんに感謝しないとね!」
優しく微笑みながら、喜んでいる。
「えっ…それは…」
口がパクパクしてしまう。
「じゃぁ、乾杯しましょうか!」
辻さんが音頭を取り始めた。
その向こうには、不敵に笑う嘉之…。
ウソ…
私は一体ナンな訳…?
目眩がする…。
「えっ!渡辺さん!」
「わぁ~!!渡辺さん、大丈夫ですか!」
遠退く意識の中で、みんなの声が聞こえる…。
最後に小さく
「香織…」
嘉之に名前を呼ばれた気がした…。
ここまでして、連れてく気なの…。
私は、怒りと吐き気で身体が震えてきた。
「でも…例え社長が承認しても、私が行くとは限らないですよね?」
「いや!それが取引先が、立案者に是非会いたがってまして!凄い事なんですよ!ねっ須永くん!」
辻さんは、一人暴走してしまってる。
嘉之の自信は、ここから来てるのか…。
井関さんは、冷静な対応に戻り
「分かりました!前向きにこの企画、上に通してみます。また、ご連絡致しますね。」
本気ですか!
私が眼を見開いて見詰めと
「渡辺さん…面接の時にイタリア行きたいって言ったんでしょ。もしかしたら夢が叶うかもしれないわね!良かったわね~!須永さんに感謝しないとね!」
優しく微笑みながら、喜んでいる。
「えっ…それは…」
口がパクパクしてしまう。
「じゃぁ、乾杯しましょうか!」
辻さんが音頭を取り始めた。
その向こうには、不敵に笑う嘉之…。
ウソ…
私は一体ナンな訳…?
目眩がする…。
「えっ!渡辺さん!」
「わぁ~!!渡辺さん、大丈夫ですか!」
遠退く意識の中で、みんなの声が聞こえる…。
最後に小さく
「香織…」
嘉之に名前を呼ばれた気がした…。