この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第21章 逆転
「へっ…よ…須永さんが?」
嘉之めっ!
でも、結果はイタリア行きは無くなったから良いけど。
「逆にあっちは動きが早まったようで、下見無しで近々もうイタリアに行ったきりになるって。だからご自身が日本に居る内に知りたかったみたいなんだけど…もう少し待ってくれてたら、違う結果だったかもしれないのにね。またのチャンスあるかもしれないから!」
井関さんは私がイタリアに行けなくて落ち込むかと思ったのか励ましてくれていたが、経緯を聞いて奇跡が起きたと思った。
なんてタイミングだろう…
嘉之のイタリア活動が早まった事で、企画は通らなくなったに近い。
やっと呪縛が、解けたんだ。
「はは…ははは」
自然と笑いが込み上げた。
「渡辺さん!大丈夫?そんなにショックだったの?」
「い、いえ…頑張ると、良い事って本当に起きるんですね!」
「え?」
井関さんは、笑ってる私に首を傾げていた。
嘉之めっ!
でも、結果はイタリア行きは無くなったから良いけど。
「逆にあっちは動きが早まったようで、下見無しで近々もうイタリアに行ったきりになるって。だからご自身が日本に居る内に知りたかったみたいなんだけど…もう少し待ってくれてたら、違う結果だったかもしれないのにね。またのチャンスあるかもしれないから!」
井関さんは私がイタリアに行けなくて落ち込むかと思ったのか励ましてくれていたが、経緯を聞いて奇跡が起きたと思った。
なんてタイミングだろう…
嘉之のイタリア活動が早まった事で、企画は通らなくなったに近い。
やっと呪縛が、解けたんだ。
「はは…ははは」
自然と笑いが込み上げた。
「渡辺さん!大丈夫?そんなにショックだったの?」
「い、いえ…頑張ると、良い事って本当に起きるんですね!」
「え?」
井関さんは、笑ってる私に首を傾げていた。