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第10章 ２年夏休み

ななみらしい決断の仕方だと思った。

でも明日、会った時にはショートの、
ななみだ。

それを考えただけでドキドキしてきた
達也、ある頼み事をした。

夜遅くになってまたメールが来た。

な「やっぱり切るのイヤ～！怖い！」

達「じゃ～、止めとけよ」

な「嫌！切るの！」

達「どうしろって言うんだい？」

な「達也はどうして欲しい？」

達「切って欲しくないよ」

な「そうだよね。
そう言ってくれると思った～♪」

達「じゃ～中止だな」

な「何が？」

達「髪を切るのを」

な「切っちゃうわよ」

達「え！？」

な「当然でしょ。表が出たんだから」

達「付き合いきれねぇよ」