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ペットの躾けはお姉様の義務っ!!
第7章 旅行又は逃避行
岡田があの保健室での出来事で今でも心に引っ掛かってるのは、自分でなくてもよかったのではないかという不安だ。
あのときたまたま覗きをしていたのが自分だっただけで、それが他の人間だったらそいつと先生が今こうしていたのかもしれないという猜疑心があった。
「あのときの寛人は可愛かったなぁ……」
「ふざけんな……こっちは相当焦ったし」
ふふふっと笑って由香里は手のひらを岡田の胸板に置く。
「見つかって捕まったときはびっくりした?」
「当たり前だろっ。人生終わったって思ったし……」
あのときたまたま覗きをしていたのが自分だっただけで、それが他の人間だったらそいつと先生が今こうしていたのかもしれないという猜疑心があった。
「あのときの寛人は可愛かったなぁ……」
「ふざけんな……こっちは相当焦ったし」
ふふふっと笑って由香里は手のひらを岡田の胸板に置く。
「見つかって捕まったときはびっくりした?」
「当たり前だろっ。人生終わったって思ったし……」