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ねぇ、しよっ!
第5章 指
スーパーのバイトには行くし、それなりに笑顔も作るが、やはり…マスターの「鬼の形相」が頭から離れない。『嫌…』
思わず声に出てしまう。
千尋は、ご飯が食べられなくなってしまった…
バイトを終えると、千尋は珍しく喫茶店に居た。
オレンジジュースは溶けた氷とオレンジが二層になっても、「ボー」っとしたまま、外を歩く人々を見るともなく眺めていた……。
『はあ。。。』ため息ばかりだ。 そこに…
『ちいちゃん』
目の前に、ママが居た。
『ママ…』
『うちに来たお客さんがね、虚ろに座ってるちいちゃんをここで見た、って教えてくれてね、お店抜けて来たのよ。』
『そう…見られてたんだ…あたし…』
『どうしたの?やつれちゃって…痩せたんじゃない?食べてるの?』
あたしは、「ポタッ、ポタッ」と涙がこぼれ、慌てて顔を両手で覆った。
『ダメね…』
思わず声に出てしまう。
千尋は、ご飯が食べられなくなってしまった…
バイトを終えると、千尋は珍しく喫茶店に居た。
オレンジジュースは溶けた氷とオレンジが二層になっても、「ボー」っとしたまま、外を歩く人々を見るともなく眺めていた……。
『はあ。。。』ため息ばかりだ。 そこに…
『ちいちゃん』
目の前に、ママが居た。
『ママ…』
『うちに来たお客さんがね、虚ろに座ってるちいちゃんをここで見た、って教えてくれてね、お店抜けて来たのよ。』
『そう…見られてたんだ…あたし…』
『どうしたの?やつれちゃって…痩せたんじゃない?食べてるの?』
あたしは、「ポタッ、ポタッ」と涙がこぼれ、慌てて顔を両手で覆った。
『ダメね…』