この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ねぇ、しよっ!
第9章 愛と悦楽
頭の中が真っ白になる。
でも、躯の芯から熱く痺れるような優しいキス…
あたしは 今までこんなにも優しいキスをしたことはなかった。
ただただ躯を貪り合うだけのセックスの前戯に過ぎなかった。
躯中がほっこりあったかくなる……自然と涙が溢れ、愛される悦びに浸った。
『圭一さん……』
『ちい、初めて俺の名前を呼んでくれたね、ありがとう。愛してるよ、千尋…』
すんなりと口をついて出た、マスターの名前。
あたしは、圭一の妻になる。きっと、以前のような明るい千尋になる、そんな、確信のようなものを感じていた。
でも、躯の芯から熱く痺れるような優しいキス…
あたしは 今までこんなにも優しいキスをしたことはなかった。
ただただ躯を貪り合うだけのセックスの前戯に過ぎなかった。
躯中がほっこりあったかくなる……自然と涙が溢れ、愛される悦びに浸った。
『圭一さん……』
『ちい、初めて俺の名前を呼んでくれたね、ありがとう。愛してるよ、千尋…』
すんなりと口をついて出た、マスターの名前。
あたしは、圭一の妻になる。きっと、以前のような明るい千尋になる、そんな、確信のようなものを感じていた。