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ねぇ、しよっ!
第9章 愛と悦楽
やはり、20や21の女の子、しっとりしたところより、メルヘンチックなところに目が行くようだ。

ちいに選ばせるのは正解だったな。圭一はそう思っていた。

『どうだ?いい感じのはあるかい?』

『うん…満室だって…』


『あ!コテージっぽいのある!ここいいなっ!ねぇ、こーこ、ここにしよっ!』

『空いてる?』

『空いてる!決まりねっ。』


車で1時間ほど北上した所にそれはあった。

『スキーの季節はきっと空いてないね。』

『自炊だって。あたし頑張っちゃおっかな!』

『大丈夫?』

『まかして(笑)そこに薬局あるし、死にはしないよ!』

『おーこわっ(笑)』


食材の買い出しが、千尋にはとても楽しく、おままごと気分丸出しで、圭一は笑いを堪えて真っ赤になっていた。


千尋、生き生きしてるな。




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