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第11章 結婚宣言

若者２人もだんだん馴染み始め、和気あいあい。

『ねぇ、ところで、サーフィンする感じでもないし、なんでここに？こんだけ混んでたら、引くでしょうに。』

『千尋さん目当てに決まってるじゃないですかあ（笑）千尋さんに気にいられたら、耳元で｢ねぇ、しよっ！｣って言ってくれるんでしょ？』

『……。』

『探しましたよ！この土地も初めてだったし。』


にわかに、周りは静かになり、雄二や常連客が、２人に掴みかかりそうな勢いだ。

『それが千尋さん？そんなこと、どうやって知ったの？』

『どう…って…サイト見てたら、耳元で囁かれてヤって来た！って……違うんですかぁ？』

『で？その人はいつヤったって？』

『え、あ、昨日っす…』


『ふざけんじゃねーっ！』

ついに雄二がキレた。
『勝手にデマ飛ばしてんじゃねーよ、ああっ？』

『雄二さん、いいから座って。』