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第12章 結婚

『お父さん、お母さん、自分は、離婚歴があります。妻の気持ちを察することができなかったのが原因です。そして、千尋さんとは一回り以上も歳が離れています。でも！やっと、幸せにしてあげられる男になったと、千尋さんが居てくれたなら、自分も幸せになれる！そう確信しています。千尋さんを僕にくださいっ！』

『千尋を頼みます。』

『お願いしますね（泣）』


圭一の一生懸命の演説に、千尋も心を打たれ、泣いてしまった。



一変して、和やかなムードになり、圭一も、いつもの表情に戻っていった。

結婚式は年が明けた春３月。上京してもらうことになった。


『お父さん、お母さん、ありがとう。幸せになるね！』