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第12章 結婚

誰ともなく、先ずは自分のグラスとタバコなど、自分の物、と分かるものを持って始まった。

これから先の自分の陣地を取るための他なかった。

『なんだろ、嬉しい。みんな、自分の場所を決めようとしてる。みんな雄二さんみたい！（笑）』

『ほんとだな（笑）ありがたいなあ…さっ！俺達のお喋りはここまで。行くよ、ちい。』

『はい！』


やはり、この大移動を３０分で終えるのは、ドタバタで、疲れた。


あっちこっちに位置取られた様子は、さっきまでの配置と同じっていうのが、妙に笑えた。

『みなさ〜ん！もう少し集まってよぉ（泣）あたし、走り回るの疲れちゃう〜』


広いのだ。『大変だぁ…』
千尋は、呟きながらも嬉しそうだった。