この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ねぇ、しよっ!
第5章 指
『昨日、休んじゃってすいませんでした。』
『ずいぶんしおらしいな。まだ、具合良くなさそうに見えるぞ?』
ウェーブのマスターは、あたしのおでこに手を当てて、『んー、熱はないなぁ』と、あたしの顔を「ジー」っと覗き込んだ。
『ははあ、やり過ぎだな。目の下、クマがある。』
『もう…遊ばない…』
ポロポロと涙が落ちた。千尋の涙…
マスターは、店を閉めた。
『千尋、ゆっくりでいい。話してみろ。』
頭をぽんぽんして、溢れる涙を、マスターの指が拭っている。
千尋は、やっと、ぽつり、ぽつり話し出した。
『ずいぶんしおらしいな。まだ、具合良くなさそうに見えるぞ?』
ウェーブのマスターは、あたしのおでこに手を当てて、『んー、熱はないなぁ』と、あたしの顔を「ジー」っと覗き込んだ。
『ははあ、やり過ぎだな。目の下、クマがある。』
『もう…遊ばない…』
ポロポロと涙が落ちた。千尋の涙…
マスターは、店を閉めた。
『千尋、ゆっくりでいい。話してみろ。』
頭をぽんぽんして、溢れる涙を、マスターの指が拭っている。
千尋は、やっと、ぽつり、ぽつり話し出した。