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ねぇ、しよっ!
第5章 指
『あたしがセックスに目覚めたきっかけって…お姉ちゃんの彼氏にレイプされたことなの…』
千尋は、怖いもの知らずで、セックスで遊ぶことに夢中になった、と。
上京して、更にその勢いが増したこと。田舎で「いい子の千尋ちゃん」と言われ続けたストレスが、こっちに来て発散できた。それもセックスだったこと。
ネットのこと。そして…
一昨日のこと……
『はぁ、はぁ…はぁ…』
千尋は過呼吸をおこした。
マスターが、袋を千尋の口に当て、『ゆっくり呼吸しろ、いーち、にーい、さーん…』と、介抱してくれた。
『少し落ち着いたみたいだな。』
『マスター、あったかい……泣きそう…』
『泣けばいい。生まれて20年、20年分の涙を流せばいいさ。』
店のスチールを寄せ集めて作った簡易ベッドの上で、マスターに抱かれ、泣いた。
千尋は、怖いもの知らずで、セックスで遊ぶことに夢中になった、と。
上京して、更にその勢いが増したこと。田舎で「いい子の千尋ちゃん」と言われ続けたストレスが、こっちに来て発散できた。それもセックスだったこと。
ネットのこと。そして…
一昨日のこと……
『はぁ、はぁ…はぁ…』
千尋は過呼吸をおこした。
マスターが、袋を千尋の口に当て、『ゆっくり呼吸しろ、いーち、にーい、さーん…』と、介抱してくれた。
『少し落ち着いたみたいだな。』
『マスター、あったかい……泣きそう…』
『泣けばいい。生まれて20年、20年分の涙を流せばいいさ。』
店のスチールを寄せ集めて作った簡易ベッドの上で、マスターに抱かれ、泣いた。