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あなたとふたり
第12章 確認しないと不安
「優ちゃん…?」

優ちゃんの腕は、ギュッと強く
私を抱きしめている。


「ここ、どこだと思ってんの?」


「へっ!?」


急な質問に変な声が出てしまった。


「ここは…」



はい。あなた様のお部屋です…。


「お前

男の部屋に来るって

どー言う意味か解ってんの?」



「え!?ちょっと優ちゃん…。」


優ちゃんは私から一度離れて
真っ直ぐ私をみた。


「俺、そこまで優しくないんだけど。」


「…いや、その…あの…」



私が戸惑っていると
優ちゃんは優しい笑顔で私を見た。


「…嘘だよ。


いや、嘘ではない。


お前をいますぐにでも襲いたい。


でも、

やめとく。」



そう言って私から完全に離れた。
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