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あなたとふたり
第12章 確認しないと不安
優ちゃんは高校を卒業してすぐに

髪にパーマをかけた。




元々かっこいい顔がさらに引き立つ。
フワフワしたパーマが
私はとても好き。


康太は変わらず黒髪だ。
なんでも優ちゃんと比べられたくないからとか。

どんな対抗心だよって、突っ込んだっけ…。


2人が並んだら
目立つんだろうな〜。



2人が離れて行くんじゃないかと思ったら
胸がズキっと痛んだ。



そんな顔を察したのか
優ちゃんの顔が近付く。


「何考えてるの?
難しい顔して…」


「わっ…!」


驚いた私はつい仰け反ってしまった。


「遥香。何考えてた?」

「なっ…何も…」


「康太の事って顔に書いてある…」


「だからっっ!違うってば…!」



………………



いきなり伸びてきた腕に
呆気なく捕まり私は
優ちゃんの腕の中にいた。
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