この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あなたとふたり
第14章 大きくなる不安。
大学に戻ると
待っていたとばかりに優ちゃんのところに
人が来る。
大抵が合コンなどの、誘いらしい。
『いなくなっちゃうよ』
梨花子の声が
何度も何度も頭の中で
リピートされていた。
大学に戻れば
私たちは他話すこともほとんどなくなってしまった。
私の背中を優ちゃんが
ジッと見ていることなんて
全然気づいていなかった。
‥‥…‥‥…‥‥…‥‥…
1日の講義が終わり、私はまっすぐ
帰ることにした。
「今、お帰りですか?」
後ろから声がして振り返った先に
「康太。」
「どうしたの?ションボリして…
優と喧嘩でもした?」
私の顔はどんな顔だったんだろう。
久しぶりに会った康太にでさえ
見透かされるくらい泣きそうな顔をしてたのかな。
「一緒に帰りましょうか?
お姫様」
優しく笑いかけてくれる康太に
素直に頷いた。
待っていたとばかりに優ちゃんのところに
人が来る。
大抵が合コンなどの、誘いらしい。
『いなくなっちゃうよ』
梨花子の声が
何度も何度も頭の中で
リピートされていた。
大学に戻れば
私たちは他話すこともほとんどなくなってしまった。
私の背中を優ちゃんが
ジッと見ていることなんて
全然気づいていなかった。
‥‥…‥‥…‥‥…‥‥…
1日の講義が終わり、私はまっすぐ
帰ることにした。
「今、お帰りですか?」
後ろから声がして振り返った先に
「康太。」
「どうしたの?ションボリして…
優と喧嘩でもした?」
私の顔はどんな顔だったんだろう。
久しぶりに会った康太にでさえ
見透かされるくらい泣きそうな顔をしてたのかな。
「一緒に帰りましょうか?
お姫様」
優しく笑いかけてくれる康太に
素直に頷いた。