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あなたとふたり
第14章 大きくなる不安。
「そろそろ出ようか」
そう尊君が言い二人が立ち上がった。
パッと手が離され
一瞬で手の平の体温が下がっていく。
「…さぁ。戦場に帰りましょうか。」
「…やめてくれ。気が重い」
男2人はそんなやりとりをしている。
二人が会計をしている間
梨花子は私に話しかけてきた。
「ねぇ、遥香。
永井君の気持ちに答えてあげないと
本当にいなくなっちゃうよ。
私たちもう、高校生じゃないから
世界も広がって色んな人と出会うのよ。
形になっても別れる時は来るのかもしれない。
でも、永井君
一生懸命、遥香を好きって
表してくれるじゃない。」
「…うん。
わかってるの。
優ちゃんはすごく優しい。
私がその優しさに頼り切ってる。
でも、最近は正直
焦ってるんだ…。
優ちゃん、どんどん違う世界にいっちゃって…」
「なら素直になりなさい。」
梨花子は私の背中を
ポンっと叩いた。
そう尊君が言い二人が立ち上がった。
パッと手が離され
一瞬で手の平の体温が下がっていく。
「…さぁ。戦場に帰りましょうか。」
「…やめてくれ。気が重い」
男2人はそんなやりとりをしている。
二人が会計をしている間
梨花子は私に話しかけてきた。
「ねぇ、遥香。
永井君の気持ちに答えてあげないと
本当にいなくなっちゃうよ。
私たちもう、高校生じゃないから
世界も広がって色んな人と出会うのよ。
形になっても別れる時は来るのかもしれない。
でも、永井君
一生懸命、遥香を好きって
表してくれるじゃない。」
「…うん。
わかってるの。
優ちゃんはすごく優しい。
私がその優しさに頼り切ってる。
でも、最近は正直
焦ってるんだ…。
優ちゃん、どんどん違う世界にいっちゃって…」
「なら素直になりなさい。」
梨花子は私の背中を
ポンっと叩いた。