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第19章 繋がる真実

「…優ちゃん」




そこには優ちゃんがいた。

康太の家の前で
いつから待っていたのだろう…。




「おい。康太。
遥香に何もしてねぇーだろうな。」


「してない……わけないだろ。」


「お前っ！」


「やめろよ。遥香の目の前で。」




優ちゃんは私の方へ視線を移す。



「…遥香。悪かった…」


優ちゃんは今にも泣きそうな顔だ
私に謝罪の言葉を吐いた。



私は一歩、優ちゃんへと近付き
ソッと手を握った。


「…玲奈は？元気になった…？」


ピクッと優ちゃんの表情が強張った。


「…今日は家に帰した…」


「……何も…なかった？」




「なかった……と言ったら嘘になる。」


優ちゃんは、うつむき
私の手からそっと離れた。



その時、康太が横から割り入り





バキっーーっ！



康太の拳が優ちゃんの綺麗な顔にヒットし
優ちゃんは後ろへと倒れた。




「お前っっ！何してんだよっっっ！」