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あなたとふたり
第22章 偶然と必然
康太のことは好き。


それとは別の感情で
優ちゃんを忘れられずにいた。



「ねぇ、遥香。

今年のクリスマスは康太君と?」




「へ?あー。
多分…考えてないけど…。」




「イブの日、私と出かけない?」


「あっ!いいねぇ〜行く行く!」



私は二つ返事で返した。




私は何も考えていなかった。

そして、気付いなかった。




『優のところに戻るなよ』




あの本当の意味も…


私にこれから起こることも。



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