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あなたとふたり
第22章 偶然と必然
周りの人の目が痛い程
私に降り注いでいたが

私にはもうそんな事は
どうでもよかった。






「ちょっとっ!遥香!

どうしたのよ!」






梨花子が、私に気付いて
腕を引っ張り近くのベンチへと連れて行く。




「遥香っ!大丈夫!?」




「…っ。優ちゃんが…」




私は白いメモ用紙を梨花子へと手渡す。





「…何、コレ…」




「優ちゃん…だと思う。

初めて会った時…


私のことをそう呼んでた…」




「…会えたの?」




私は首を横に降る。



「探しましょう!!」


梨花子は、スクッとベンチから立ち上がったが
その腕を私は掴んだ。


「いいの。

優ちゃんが元気なら…それで。」


「何で!?」



「会ったら……


私…



後悔するもの」
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