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あなたとふたり
第24章 内緒の予約
時計は朝の10時。
まだ、一緒にいたいのに…
定期的になる携帯電話に
二人で苦笑いをして
「限界だな…」とどちらからともなく
身支度をし始めた。
送っていくと聞かない優ちゃんに
私は玄関でいいと何度も繰り返した。
これ以上、一緒にいると…
私は優ちゃんから離れられなくなるから…
身支度が終わると私は康太へと電話をした。
「もしもし…?」
『ごめん…何度も…。
まだ優と一緒?』
「うん…もう帰るから…」
電話の間も優ちゃんは
私と指を絡めてくる。
優ちゃんの方を見て笑えば
優ちゃんも同じように優しく微笑んでくれる。
『…遥香…
早く会いたい。』
私が康太を傷付けている。
そんなの…
優ちゃんと再会してから
何度も何度も考えた。
なのに、今の私は
康太を喜ばす事も、安心させてあげる事さえも
出来ないでいた。
まだ、一緒にいたいのに…
定期的になる携帯電話に
二人で苦笑いをして
「限界だな…」とどちらからともなく
身支度をし始めた。
送っていくと聞かない優ちゃんに
私は玄関でいいと何度も繰り返した。
これ以上、一緒にいると…
私は優ちゃんから離れられなくなるから…
身支度が終わると私は康太へと電話をした。
「もしもし…?」
『ごめん…何度も…。
まだ優と一緒?』
「うん…もう帰るから…」
電話の間も優ちゃんは
私と指を絡めてくる。
優ちゃんの方を見て笑えば
優ちゃんも同じように優しく微笑んでくれる。
『…遥香…
早く会いたい。』
私が康太を傷付けている。
そんなの…
優ちゃんと再会してから
何度も何度も考えた。
なのに、今の私は
康太を喜ばす事も、安心させてあげる事さえも
出来ないでいた。