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あなたとふたり
第3章 優ちゃんの『優』
「ゴメンっ…なさい」


驚いて謝る私を見て
優ちゃんの表情はいつものものに変わっていった。


「あっ…ゴメン、俺。」



「優ちゃん…。」



優ちゃんと呼ぶ私を見て
優ちゃんはとても、切なそうな顔をして


また私を抱き締めた。


今度は優しく
壊れ物でも扱うかのように。


あの温かい手はとても震えていた。




優ちゃんは私からは少しは体を離して

私の目をジッと見つめる。

その目がとても色っぽくて…
私は目が離せなかった。


優ちゃんは少しかがんで

震える手を私の頬に当て



ゆっくり、ゆっくりと

私の唇に触れる程度のキスをした…。




私の初めてのキスは

フワフワと心地よくて

私も目をつむった。



唇を離した優ちゃんは
私のおでこに自分のおでこをくっ付けた。



「遥香。」


「優ちゃんの『優』は…

遥香。

お前の前ではいつでも誰よりも

『優れていたい』と思ってる『優』だよ。」



「…優ちゃん??」



「………なぁーんてなっ!バーカ!」




優ちゃんは笑って私の頭をくしゃくしゃと撫でた。
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